春合宿レポート1

春合宿レポである.
これが筆者にとって初めての合宿であり,初めての三畏閣である.

1日目

 午後2時に伊都のレンタカー屋に集合し,荷物班(うえむカー),買い出し班(メイショウカー),他キャンパスへのお迎え班(パンダカー)に分かれて湯前に向かうことになった.しかし,時間になっても先生が来ない.次第に雨脚も強くなり雷も鳴り始めたそんな中,傘を持たずびしょびしょに濡れた先生が登場.先生曰く,傘を探していたらしい(結局部室にあったのだが).さすが先生もっていらっしゃる.
 筆者が同乗したうえむカーは部室と阿部邸の荷物を運びだし,湯前へ向かった.人吉から湯前へ向かう道中,ずっと四方八方山に囲まれていて,田畑の一つ一つがとても大きく,写真を撮るとまるでそこは北海道のようであった.筆者はついつい人吉原人の上村さんの後ろで人吉盆地の(殺)風景を撮るのに夢中になってしまった.そして湯前温泉に到着.合宿場は大きな和室にカウンターや畳席まである食堂があり,非常にお強いものだった.
 一息ついてから,ウキウキ氏主催の第4回友田杯(通称ウキウキカップ)が開催された.もちろん筆者は初めての参加だったのだが,“ウキウキカップ”というワードが怖くて怖くて.どうやらドラフトでメンバーを二つに分けて戦うただの勝ち抜きチーム戦であることが分かり,一安心した.坂井さんとメイショウ氏によりドラフトが行われ,筆者はメイショウチームの3番手になった.対戦相手は相手方の4番手の坂井さんに.おそらく深夜2時ぐらいだっただろう.3子のハンデをもらい,終盤まではうまく打てたものの,ヨセでやらかしまくり5目差で敗北.ウキウキカップは2日目も続いたのだが,坂井さんがその後も安定の強さで6人抜きを達成し,そのまま相手方のチームが優勝した.

2日目

 筆者は,メイショウ氏,阿部さん,パンダとともに人吉観光へ.人吉駅前のからくり時計や人吉鉄道ミュージアム,国宝である青井阿蘇神社など人吉っぽいものを堪能した.くま川鉄道の田園シンフォニーに乗って湯前に帰る阿部氏を見送りに人吉駅のホームまで行くと,そこには2日目から参加予定だった安井さんがちょうど電車内に.安井さんが車に乗るということで,切符を有難く頂戴し,筆者も阿部さんとともに田園シンフォニーに乗車.車内は木を基調にした綺麗で落ち着くものだった.湯前駅につくと駅舎の中で勉強をしている学生を発見.阿部さんは,「見て見て,本当だったんだー!」と言ってきた.以前に,上村さんから「人吉の学生は屋外で宿題をする学生もいる」的なことを教えられていたらしい.人吉ならではの光景を面白がっていた.
 合宿の参加者全員がそろったということで,ペア碁が行われた.15人ということで,人数合わせのためウキウキ氏が本垢とサブ垢という形で参加することになった.厳正な抽選の結果,筆者はパンダと組むことに.この抽選では,サブ垢と雀氏がペアを組む(4回連続4回目)という奇跡が.本当に名コンビである.
 第1試合は,安井さん&上村さんペアとの対局.そこまで悪くはなかったものの,まさかの大石が頓死.投げる石がなかったので,わざわざ2手かけて白石をとり,投了.
 第2試合は,本垢&先生ペアとの対局.終始相手ペアにリードされ,敗北.先生が強くなりすぎているように感じた.おそらくこれは手合い違いだったのだろう(と信じたい).夢の本垢サブ垢対局を阻止させてしまったこと,誠に申し訳なく思う.
 第3試合(最下位争い)は,あのサブ垢&雀氏ペアとの対局.序盤から苦しい形になり,あからさまにミスを誘うようなセコイ手を打ったものの,これまた敗戦.やはり,熟練ペアとの経験の差が出てしまったのだろうか.
 結局3戦全敗の最下位に.でも楽しかったから(罰ゲームもなかったし)良しとしよう.

3日目

 阿部さんが行きたいと言っていたループ橋に先輩方と先生とでドライブへ(阿部さんは置いてきちゃったのだが).宮崎との県境にある加久藤峠をスムーズに車が行き来できるように建設された人吉ループ橋は規模としては東洋一とも言われており,なかなか見ることのできないものなので良い機会になった.連なる山々やえびの盆地を見渡せる景色は絶景だった.院生の方々に山菜そばを奢って頂いた後の帰り道,下り道でブレーキをこまめにかけるメイショーカーを後ろから少しあおり気味で運転する上村さんは終始とても楽しそうであった.ちなみにループ橋に行ったことを阿部さんにはまだ話していないかも.
 その後も,先生のメイショウ氏裏切り事件や,なぞのウキウキカップの開会式閉会式同時開催(今更感),人狼などいろんなことがあり,楽しい時間を過ごした.

4日目

 片づけをして,残るは帰るだけ.帰りの車は,まさかのメイショーカーである.初日に高速に低速で進入したとの噂を耳にしていただけに筆者は内心ちょっと怖かったが,助手席が安井さんということでほっとした.一般道への合流地点でメイショウ氏と筆者の意思がかみ合わずにプリウスにぶつかりそうになったものの,何事もなく伊都に到着.イオンでまたまたごはんを奢って頂き,筆者は帰路についたのであった.

まとめ

  • 大きな事件がなく良かった.特にお酒でつぶれる人がいなかったのは意外だった.でも,囲碁部らしくはないような気が……
  • ペア碁の最下位の罰ゲームが無くてありがたかった
  • あのすごろくはどうなった?
  • 長電話はほどほどに

Written by 煽りのプロ.

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