【2023年新歓】ようこそ九大囲碁部へ

新入生のみなさん ご入学おめでとうございます!!!

そして囲碁部のホームページをご覧いただき、ありがとうございます!!!

はじめまして、学部4年の丸尾と申します。

このページでは新歓の情報をまとめてお知らせできればと思います。

普段の活動について

  • 水・土・日(日曜は第2日曜のみ)
    • 高田碁会所
    • 水曜日:17:00 〜 21:00
    • 土日:13:00~17:00
  • 不定期
    • 課外活動施設Ⅰ 207号室
    • 9:00 〜 21:30使用可

詳細は「部活紹介」もご覧ください。

事前にTwitter(@qdai_igo)かメール(qdai.igo*gmail.com *は@に変えてください)にご連絡いただけると、よりスムーズにご案内できると思います。

教室ガイダンスについて

  • 4月18日(火)
  • 教室ガイダンス
    • 場所:センターゾーン2号館2205教室
    • 時間:18:30~
  • 新入生歓迎会
    • 場所:詳細決定次第お知らせします
    • 時間:20時ごろ~

教室ガイダンスは4月中にもう一日設定予定です。決定しました!(4月7日追記)

  • 4月20日(木)
  • 教室ガイダンス
    • 場所:センターゾーン2号館2207教室
    • 時間:18:30~

みなさんにお会いできることを楽しみにしております! !

ぜひぜひご参加ください!!

ご不明点などがあればTwitter(@qdai_igo)かメール(qdai.igo*gmail.com *は@に変えてください)でご質問いただけると幸いです!

西日本対抗戦九州予選レポート

令和4年6月5日(日)@福岡囲碁会館

はじめまして! 文学部3年の丸尾と申します。今年度の部長(雑用係)をしています。今後ともよろしくお願いいたします。

さて、後輩からホームページの更新をしてくれと言われだしてから、早数週間。多忙を言い訳にするのも難しくなってきたので、大会のレポートを忘れないうちに残して置こうと思う。ちなみに寝ても覚めても麻雀ばかり打っているのは前部長のO氏であるから、サンライト氏にはファクトチェックをお願いしたい(「三畏閣杯(部内リーグ)創設・開幕!」参照)。

今回の大会は西日本の各地区対抗で団体戦をするため、そのメンバーを決定するための予選という形でおこなわれた。無差別、段位戦、級位戦の3クラスから2人ずつ選出するというシステムだ。筆者は段位戦に参加したが、九大囲碁部からは無差別に3人、段位戦に4人、級位線に3人の計10人が出場した。全4回戦のリーグ戦で代表枠を争った。

大会は10時スタートであるから、少し早めに会場へ向かったが驚くほど人がいる。これまでの大会に比べれば明らかに人数が多いため、最大限に人見知りを発揮しながらも着席する。すると、今年度から連盟幹事になったサンライト氏から1000円を徴収され、1000円負けた状態で大会はスタートした。

1回戦、2回戦となんとか勝つことができたが、この大会、ハンデ戦なのでかなりきついということに気がついた。1回戦目は4子局で、相手がかなりの強者であったから、正直どうやって騙すかということしか考えていないという有様で、筆者のやっていることがあまりにもひどかった。2回戦目もコミなしの白番でやっとの思いで勝つことができた。問題は3回戦だ、急成長の2年生藤川氏との2勝対決となった。これまでも互先で互角という手合だったが藤川氏の先番(コミなし)だ。序盤でかなり苦しい展開になったが、中盤以降は筆者がかき乱しまくって数える碁になりそうという状況になった。しかし、6目半がない、その状況から、更にかき乱し、悪あがきをしたが、届かない差となった。最後まで数え8目なので、コミがあれば1目半負けかなどと思っていると、サンライト氏から「それはもう負けです」と手厳しいお言葉をいただいた。気を取り直して4回戦。相変わらずのきつい置き碁であったが、なんとか勝つことができた。こうして3勝1敗というまずまずの結果で代表枠に入ることのできる結果となった。だがしかし、本戦の日程を筆者は知らなかったのである。9月上旬に行われる本戦のときには筆者は大学で講義を受ける必要があるため、辞退させていただくことになった。この点については申し訳ないと思うと同時に、夏休み中に大量の講義を行う弊学への不満を募らせるものとなった。

大会の結果、九大からは無差別戦で日高、佐溝、段位戦では藤川、田口が代表になった。本戦の様子はこの中から誰かが三畏閣に記してくれると思うので傑作を期待しよう。

今回の大会では、多くの部員が大会に参加できたとともに、他大学の方々との交流が多くできたことがよかったのではないだろうか。無差別戦の殺伐とした空気も楽しいものであるとは思うが、ハンデ戦で多くの参加者が集い、交流が盛んになることも素晴らしいものであると思う。こうした大会は継続して開催していただけるとありがたい。筆者も棋力向上に向けて精進していく所存である。

おまけ

今週末、6月26日(日)は待望の上半期総決算、宝塚記念である。今年も人気馬が勢ぞろいだ。エフフォーリア、タイトルホルダー、パンサラッサ、非常に楽しみなレースとなりそう。デアリングタクトにオーソリティもいる。

ことしもまた、あなたの、わたしの夢が走ります。

◎タイトルホルダー

◯デアリングタクト

▲オーソリティ

△パンサラッサ

△アリーヴォ

☆メロディーレーン

お久しぶりです!!

お久しぶりです!

 この九大囲碁部ホームページ、通称「三畏閣」は2019年を最後に更新が途絶えていた。約2年8カ月ぶりの投稿となる。この期間、新型コロナウイルスの影響で囲碁部の活動が制限され、囲碁大会の開催も減り、合宿を企画することもできなかった。昨年入学した筆者にとって、多くの先輩やOBの方々との交流の場がほとんど無くなってしまったことは非常に寂しく感じられた。

 それでも、九大囲碁部の活動は完全に途絶えていたわけではない。囲碁部の文化が全て消えてしまったわけではない。コロナの感染状況を考慮しつつ活動を行い、昨年の第65回全日本大学囲碁選手権では17年ぶりに3位入賞を果たした。そして今年は多くの新入生が囲碁部に入部してくれた。九大囲碁部にしては珍しく、囲碁のモチベーションが高い状況である。(麻雀は少数派となり、卓が立っていない…)今、九大囲碁部は熱いのだ。そこで部のホームページである三畏閣を更新することで、思い出を記録するとともに部内外への発信を強化することになった。

 最後の更新があった2019年、当時の筆者は高校2年生であった。そのころから弊学の受験を視野に入れており、「九大 囲碁部」で検索すると上位にヒットする三畏閣を楽しく拝読させていただいた。この九大囲碁部が、三畏閣が、私の受験期のモチベーションになっていたというのは言い過ぎである過言ではない(多分)。その三畏閣にて編集や記事の投稿をしていくことは、筆者にとって感慨深く、光栄なことである。先代の方々のようなユーモアと酒気溢れる文才を筆者は(まだ)持ち合わせていない。拙い文章や編集になるかもしれないが、囲碁部の現役部員のみならず、OBOGの方々、応援してくださる関係者の方々、そして九大を志望する未来の新入部員の方々にとって、少しでも役に立てるよう努力していきたい。

どうぞこれからも、よろしくお願いいたします。

Written by サンライト

夏合宿に参加出来なかった人の嘆き

はじめに

 これは夏合宿に参加しなかった某部員による夏合宿レポートです.
 本人の怒りと嘆きを以下に綴ります.
 お楽しみ下さい.

夏合宿

 まず,今回の夏合宿に参加できなかったことをお詫び申し上げます.すみませんでした.様々な事件が発生したようですが,僕は今回の夏合宿に関して1つの大きな疑問を持っています.

「前回よりレンタカー代2万近く安いのになんで合宿費たらへんかったのや!?」

 疑問すぎてエセ関西弁出ちゃいましたよ.ん? ダサいからやめろ?すみませんでした.なんで足りなかったんだろうなぁ.ん? お前が合宿参加してればよかった問題だろうって?

 すみませんでしたm(_ _)m

 話は変わりますが,今回の夏合宿は年齢層が高かったように思われます.参加してない僕が言えることではないですが(そーだそーだ)下の学年の方にも参加していただけたらなぁと思いました.

 今までと同じじゃだめなのかもしれないので,何かしら工夫をしてみようと思います……暇だったら……
 最近忙しすぎるんですよねぇ.大学生って人生の夏休みじゃなかったんですかねぇ. 忙しすぎて心臓痛いんですけど……

 え? 病院?

 暇が……ということで部長兼合宿係の僕は今日も頑張っているので,至らぬところもあるとは思いますけれども,後少しの間よろしくお願いします.

Written by ぱんだ.

P.S.

 僕が彼女に貢ぎすぎて金欠になったとか言ってるそこのあなた! 僕が金欠になったのは工学部地球環境工学科建設都市工学コースのくそカリキュラムのせいです!だって2ヶ月間バイトできない状態の上インターンの通勤やらなにやらでお金かかるんですよ……

十傑九州予選レポート

 10月6 日,十傑の予選が行われた.そもそもは1ヶ月前に行われる予定だったのだが,筆者の最強位戦と被ってしまい,なんだかんだで延期になった.いぶき氏には本当に感謝である.

 出場選手を見てみると長大の田中氏を除き全員が九大であった.実質,部内リーグを博多まで行って2000円払って打つようなものである.

 大会は10時からスタートであった.普段の飲み会などでは絶対に遅刻する九大囲碁部員も,さすがに大会ではばっちり10時前には着いていた.開会式(いぶき氏の挨拶)も終わり運命のくじ引きである.前年度代表の筆者と阿部氏がシードで先にくじを引き,筆者が1回戦不戦勝をツモあがった.
次の試合まで結構時間があったので,映画でも観に行こうかと少しだけよぎったが,去年の某氏のようになっては行けないのでさすがに自重した.1回戦の阿部氏vs岡氏の対局を「囲碁の師匠」にかけながら見てみると阿部氏が中盤以降ずっと評価値90%を維持していた.前回のサンイカク!で阿部氏が述べていた「老害の意地」を見た気がした.

 2回戦では筆者は上村氏を狩り,なんと1局打っただけで代表が決まってしまった. 敗者復活のほうではサイキ氏と上村氏の対局が面白かった.棋力差は結構あったと思うのだが,やはりAIに影響されたであろうか、序盤を上手くまとめてコミがかりの勝負に勝負になっていて驚いた.結果は負けてしまったが,とても強くなっている気がした.ぜひ部内リーグを頑張って欲しいものだ.

 敗者復活戦で田中氏が我々の九大包囲網をかいくぐり代表を決めた.学本に続き連続の代表である.全国大会には,阿部氏,田中氏,筆者が出場することになった.九州勢は1没よくて2没が多いので今回こそは頑張りたいと思う.

Written by Teraruu.

夏合宿レポート2

 夏休みの末(9/20~9/23)に行われた合宿である.熊本の湯前で行われたことである.筆者において囲碁部入部後から初めての合宿である.台風のせいでもあるが自分が宿所から離れたことがほとんどなかったので毎日和室でのんびりの連続であった.

1日目

 学研のトヨタレンタカーで集合して車を3台借りた.組分けは阿部カー,ありカー,うえむカーとなり,友田さんが夜に到着する予定になった.筆者が乗ったうえむかーでは田中圭氏がゲストとしていらっしゃった(後で東さんからのおっさんずラブ鑑賞会が催された).途中に寄った人吉城はすごく緑できれいだった.宿所に着いたのは6時半ごろ.すぐ夜ご飯の準備(メニューは豚丼)をしたが,米が生煮えになっちゃって肉の旨さでもカバー出来なかった.いよいよ合宿のメインイベントである友田杯の開幕.各チームの主将は今合宿の最年少(学部2年生)である二人,パクと三浦に決まった.ドラフト制で一人一人ずつ択び抜き,最後に残っていた選手はなぜかわからないけど赤山さんだった.初戦に臨む前の伊藤さんの様子はなかなか見物だった.三浦くんが持ってきたお土産の日本酒はかなり飲みやすかった.

2日目

 友田杯は進行,二日目の朝は結構落ち着いている気がした.半分に以上はパターゴルフに行ったけど筆者は寝坊で行けなかった.一緒に宿所に残っていたアリさんがすごそうな蜂を見つけたけど逃してしまった.11時ごろから雨が少しずつ降ったけどパターゴルフを止めることはできなかった(あの時までは天気はまあまあ大丈夫だった).昼には上村さん,齋木さん,阿部さん,東さんがドライブに行った.うえむさんの母校にいって結構楽しんでいた気がする.その間宿所ではワンナイト人狼をやった.最初には5人でやっていたが,人数が増えて7人でワンナイト人狼をやった.なかなか面白い展開のゲームもあったけどよくわからない時にはいったん友田さんを指すえぐいゲームもあった.夜7時過ぎで台風が本格的に上陸し11時ごろには避難勧告が発令された.2日目のよる,ペア碁天国地獄が始まった.筆者は阿部さんとペアで,寺下&三浦チームと開幕戦に出戦した.初戦はよくわからないけど(AI先生にすごく怒られたらしい)戦いの戦いを続けて阿部&筆者チームの勝利.一方,隣では東&友田VS深江&友田の3人でペア碁を打つ対陣になって友田さん(黒)が打った後友田さん(白)が受け答える形になっていた.結果は深江&友田チームの勝利.この後は自由で楽しんでいた.友田さんがいくつかボードゲーム持ってきて(他の一人もトランプカードさえ持ってきてなかった!)数ゲーム楽しんでいた.一方,メインマッチの碁盤では名もなき碁が催された.名もなき碁のルールは「1目取られるたびに1杯飲む」である.飲みに使用した酒が日本酒でよかった気がする.2日目の終わりにはワードウルフで締めくくった(朝の5時).

3日目

 3日目は台風のせいでどこにも行けない状況だった.友田杯は終了,ペア碁トーナメントも2次戦が始まり,決勝戦の方は上村&赤山チームと阿部&パクチームがぶつかり,上村&赤山チームの勝利.夜に実施された決敗戦では友田&東チームと齋木&伊藤チームの対局で友田&東チームの敗け.これで合宿のメインイベントは終わったが,3日目にも2日目のように名もなき碁(飲み碁)が何局か打たれた.幸いにして名もなき碁では殴りあいが少なく穏やかな局になっていた.(途中に18目取れて一気に18杯飲んだ局があるけどそれは残念!)

4日目

 雨も止んで,片づけて帰ることだけ残った.片付けの時余ったものが多くて分配するのが大変だった気がする.筆者は免許所持者で前日ゆっくりと休んどったのでアリカーにスカウトされた.友田さんや現地民である上村さんは途中に解散,他は学研のレンタカー屋まで行くようになった.宿所から離れて寄ったファミリーマート【真】で魚や新鮮肉を販売していたのは印象的.筆者は途中でアリカーのドライバーになって40分程度スムーズ(これ重要!)に運転した.阿部さんがやらかしたが,アリカーは車の返却前に学校で碁盤などの荷物を部室に戻しに行ったけど,石があふれてトランクのなかでバラバラになって大変だった(その時雨降っていた).2時30分頃に車の返却も終わって皆で資さんうどんでうどん食べて解散した.

あとがき

 今度は運転が上達になります.
 次の合宿にはちゃんと準備していろんな遊びできるようにします.
 麻雀(サンマ)で一回飛びました.
 最後の日に三浦君とポーカーやったけど三浦氏フェイス本当に読みやすかった記憶が薄くて対局内容と結果はまったく覚えていなかったので可読性も内容もめっちゃくちゃであること申し訳ありません.

Written by パクちゃん.

夏合宿レポート1

はじめに

 筆者はあまり,普段の活動に出席できていない.言うならば,幽霊である.要は深江氏のスタンドと化しているのである.あるいはウキウキしているだけとも言える.これを読む一年諸氏は私の存在を認識しているのかすら定かではない.一応副部長という名ばかりの仕事をいただいてはいるのだが.以上を前提にお読みいただけると幸いである.まあ,これは筆者が主に教職という名の闇に支配されているから来られないのであるから仕方がない.

1日目

 筆者を含む囲碁部員は学研都市に集合した.だが,その時まだ筆者は知らなかったことがあった.前日あんなにグループLINEで発言していた部長の姿が見えなかったのだ.ジャン氏ですら時間厳守していたというのに,である.筆者は周りの先輩方に部長の行方を尋ねた.

「部長も合宿係の森田先生も来ない」

 著者は激怒した.必ずやあの暴虐のパンダたちを討ち滅ぼさねばならぬと決意した.などという冗談はさておき,兎にも角にも三台のレンタカーを用いて我らは球磨の地に遠征したのである.

 さて,湯前に着くまでの道中,筆者はウエムカー(上村氏運転)に,ジャン氏,パクちゃんと乗っていた.囲碁部最強運転手と名高い上村氏の運転は快適であったが,ジャン氏によって我々の安寧は崩され,おっさんずラブを布教され続けた.余裕があったため,筆者は人吉城跡に連れていってもらった.

人吉城跡の石垣

 人吉城は中世,豪族相良氏によって築かれたものである.詳しい沿革説明は各自調べていただくとして,城の縄張りは川を巧みに使い,素晴らしいものであった.この石垣は算木積や打込ハギからして江戸期初期くらいかという私見であるが,異論有れば筆者にご一報いただきたい.

 さて,ここまでどこに囲碁部要素があるのかと思い詰めた方もいるであろう.筆者もその通りだ,しかし,非情な現実として初日に筆者は碁を打たなかったのである.

 初日は合宿所に到着後,伊東シェフによる手料理がふるまわれた.そこから遅刻してきたTT氏も合流し,宴の開宴と共に,ウキウキカップのドラフトも行われた.今年もTT氏はメインとサブがあったのである.その後の記憶は多々あるが,記述しておくべきこととして,筆者とTT氏によってTT兄弟が現れたぐらいであろう.これは,一生に一度の爆笑をかっさらった記憶がある.
 そして,恐ろしいことに,一部のウキウキ組により,埋め尽くさんばかりにあったはずの伊藤氏持参の日本酒が一晩で消失するというイリュージョンも起こったのであった.
 また,なぜか来ない大熊猫部長から筆者が会計をするようにと指令が下った.筆者は激怒した(以下略).

2日目

 正午に早起きをした.何という気持ちのいい朝であっただろうか.うどんをゆでて食べ,無為に過ごすという老荘思想を実践しているとウキウキカップの順が回ってきた.そして,永遠の四歳児の前で「三十秒は概念」ということを知り,筆者は消えることとなった.
 この日は,他にペア碁大会を行うこととなった.筆者のペアは四歳児である.初戦は阿部氏,パクちゃん氏であるが,筆者による大暴落によって一敗地に塗れることとなった.いや,本当,マジでごめん.うん.後手八目は許されなかった.
 さて,この日は他に記すことがない気がする.何故ならば,筆者が動き出したのは午後だからだ.買い出しなどには着いていったのであるが,基本的に無為だったと思う.夜中に至って,ボードゲームやワードウルフをしたのは楽しかった.周りを見渡しても,麻雀牌の音は碁石の音よりも高らかに響いていたような気すらしている.

3日目

 この日はいよいよ,台風である.それと共に恐ろしい闇のゲームが始まった.伊藤氏と蟻酸氏によって口火が切られてしまった闇の囲碁は,死屍累々を生み出すことになったのだ.この記述に関しては当事者に任せたいと考える.ペア碁,筆者たちの次戦の相手はその闇の囲碁の製作者二人であった.他の先輩方に,「ここだけぎすぎすしている」と言われ,対局中に当事者も「2VS2ではなく,1VS1VS2」などという発言も飛び交うほどではあったが,何とか勝利を挙げ,決敗戦進出は免れた.さてさて,そんなこんなの裏では,もう一つ世にも奇妙な対局が行われていた.

「ペア碁なのに奇数」 

 TT氏のサブとメインがやり合うことになるとは……囲碁の神様というものも残酷である.そして,迎えた決敗戦.伊東・蟻ペアとTT・ジャンペアの対局である.外では雷鳴が轟き,風は大地を揺らし,ついでに伊都は停電する中,ついにTT・ジャンペアは念願の勝利を得た.私はそれを見て,ある種の感動を得た.また,その後,バルコニーに出て一服する伊東氏からはある種の哀愁を感じ,「引退だ」と語る先輩からはひとつの時代の画期を迎えたことを感じさせられた.

 さて,そんな三日目であるが,これではまだ終わらなかった.トムライスを食べても落ち着かない好奇心旺盛な囲碁部員は,伊東氏に餞として31のプレゼントを贈ったのだ.筆者は参加しなかった,というか「君子危うきに近寄らず」である.31をするわけでもない,TT・ジャンペアのお二方も闇の囲碁に手を出し始め,まともな人は安心の上村氏,深江氏,テンションぶっ壊れのパクちゃん氏と筆者のみになった.いや,もう一人だけいた.赤山氏だけは隣で悲鳴が上がろうが,酒が宙を舞おうが,快眠を取られていた

 この日の夜はいつまでも続いた.日本酒が消えればウィスキーになるだけで,延々と続く祭りの裏で筆者は上村氏に見てもらいつつ,パクちゃん氏と19路盤の上でノーガードの殴り合いをしていた.そして,二時を迎えても喧騒が終わらないのを見て,上村氏の先導のもと,冷凍うどんを食し,片付けを始めた.
 うどんを食べようが何をしても終わらない,喧騒.伊東氏が沈没しても場所を麻雀卓に変え終わらなかった.私はそれを観察し,ついに朝を迎えた.

4日目

 一人,朝六時,温泉のオープンと共に朝風呂を浴びた.この三日間の疲れと思い出を胸に一人きりでホークス応援歌を叫んだ.そして,温泉から合宿所に戻るさなか,空を見上げると台風一過の晴天だった.

「ああ,空が青いな」

そんなことをつぶやきながら,ふと合宿所からの路を見ると人影があった.唯一の快眠を取っていらっしゃった赤山氏であった.この瞬間,筆者は帰りに赤山氏の車に乗りたいと心から思った. 帰り道は,上村・赤山両氏による安全運転のもと,筆者はノー・プロブレムで帰ることが出来た.ただし,帰りがけに起こった合宿費不足問題などは今後,留意すべき点であろうと考えられる.まあ,そもそも部長が来れば(以下略).

まとめ

運転手ガチャは大切,というか自分も免許取ろう

  • 闇の囲碁はよくない
  • 酒はいくらあっても足りなくなる
  • 冷凍うどんは偉大
  • 「歴代で最も囲碁に触れなかった合宿」 by 某氏
  • 部長か合宿係は来るべき
  • 合宿費の御利用は計画的に

長ったらしい文章となり,申し訳ありません

Writtened by ウキウキ文藝部員.

学生本因坊・女子学生本因坊レポート

 阿部,上村,近藤,寺下,岡,田中,中島(幹事)

 学本,女学九州予選レポである.

 筆者の話をすると,無事0回戦(起床)を突破し,トーナメントの組み合わせを決めるくじ引きにも間に合ったのだが……なんと一回戦の相手が姿を現さず拍子抜けであった.
 筆者は代表になれず,かつてラストイヤーの大会で代表からこぼれ,椅子から空を眺め固まっていたレン=メイショウ氏を「滑稽滑稽」と写真に収めたのをちょっと反省した.

 寺下は二回戦で筆者を狩り,早々に代表を決めて帰ってしまった.流石の強さであったが,帰ってしまったのはプレミである.残っていれば面白いものが見られたというのに——

 面白かったのは近藤氏である.
 さすがにもうニギリのやり方は覚えたらしく,たくさんの黒石を握り出して相手を露骨に困惑させてしまうことは無かったが,やはり盤上でAI流珍法を試すなどして相手を困惑させていた.
 また終盤では尽くヨセをミスしてギャラリーを困惑させ,きっちり半目負けに調整した上で頭を抱えて困惑した姿を披露.
 私もつられて困惑してしまった.(?)

 寺下以外の九大メンバーは敗者戦にまわり,残りの一枠を争う展開になった.
多少盤外で珍事が起こるなどあったが,最終的に九大期待の新エースである岡が代表枠を掴んだ.
 毎回くじ運が悪い印象がある上村氏は今回有力候補だったが惜しかった.

 一方,女学である.
 これまた九大新一年の田中氏が実力を発揮し,全勝で代表を勝ち取った.
 全国でも期待できそうである.
 財布を忘れてお昼ご飯に困るあたりも囲碁部の伝統を継いでおりとても良い.

 今回九大からの代表者は1年生,1年生,2年生である.

 老害諸君,十傑で老害の意地を見せねばなるまいな?

Written by 阿部

春合宿レポート2

【まえがき】

筆者最後の合宿について書きます.日にちが随分経ってしまったので,記憶があやふやな部分がありますが,そこは勘で頑張りたいと思います。筆者はほとんど囲碁しかしなかったので,そこを中心に書いていきます.

【初日】

筆者は2年ぶり4回目の合宿参加である.合宿2日前にスペイン旅行から帰ってきたが,合宿では全員夜型の生活を送るため,時差ボケを治さないのが妙手と考え,当日も7時に寝て13時に起床した.

石丸副部長の運転する車で無事に人吉の合宿所に着いた.石丸氏は地元の狭い道でよく運転すると言うだけあり,運転はかなり上手かった.燃料代節約のために低燃費運転に徹していたため,後続車から煽られもしたが,慌てるどころかキレていた.読者の方々が偶然にも石丸氏を煽った時の身の安全は保障できないので,くれぐれも注意をお願いしたい.

OBから益永氏が参加して下さっている.春で卒業の安井氏は2日目からの参加である.

合宿でのイベントは,

  • 初日~2日目 トモダ杯対抗戦
  • 2日目 ペア碁天国地獄トーナメント

となっている.

トモダ杯対抗戦は,2チームに分かれて農心辛ラーメン杯のような勝ち抜き戦をハンデありで行う.ペア碁天国地獄トーナメントは,ペア碁の勝ち抜きトーナメントと同時に負け抜きトーナメントも行い,それぞれ優勝者を決める.こちらもハンデありである.

【トモダ杯対抗戦】

トモダ杯対抗戦は,レンメイショウ氏と筆者のドラフトでチーム決めした.
チームのオーダーは以下のようになった.

チーム名メイショウチーム坂井チーム
1番手伊東石塚
2番手友田
3番手吉田赤山
4番手メイショウ坂井
5番手森田益永
6番手石丸斎木
7番手上村阿部

ドラフトでは,誰が勝ってくれそうかと同時に,自分が誰と当たると負けそうかも考えながら指名した.筆者は,阿部氏には勝率20%くらいであり,当たると負けると思ったため,ドラフト1位で阿部氏を指名した.メイショウ氏には1位で上村氏を指名されたが,上村キラーの筆者が上村氏を狩れば良いのである.スポンサーの友田氏は奪われたが,大方ドラフトは上手くいったと思った.

出撃順はクジで決めたが,筆者としては戦犯氏には是非戦犯してもらいたかったので,大満足である.

対局が長引かないように時計ありで打つことになり,切れ負けだと筆者が時間切れするだろうというご配慮で一手30秒の秒読みになった.

対抗戦は初めてだった筆者はウキウキしていた.対局場は筆者の希望でNHKテレビ囲碁トーナメント風の場所にしてもらった.

初戦の石塚対伊東戦は2子局で行われた.初戦ということで記念撮影が行われた.伊東氏は酎ハイでドーピングしているようである.筆者は途中まで観戦していたが,序盤で戦犯氏の大石が死んでしまったのを見て,早速これは戦犯だと思い,それからは上村氏と練習対局していた.ところが,戦犯氏が大逆転勝ちを収めて2番手の友田戦に駒を進めた.これは幸先が良すぎるスタートである.

石塚対友田戦を観たい気持ちはあったが,上村氏との対局が乱戦に次ぐ乱戦となり,長考を重ねたため観れなかった.結果は友田氏が勝った.
(結局筆者対上村戦は3時間かかった)

赤山対友田戦は,僅差で友田氏が勝ったようである.最後の最後まで赤山氏が勝っていたようで,友田氏もしぶといものである.

東対友田戦は,東氏の「ムカつくー!」などのぼやき(?)が聞こえてきたため劣勢を予感したが,やはり友田氏が勝ったようである.

次は4番手の筆者の順番である.友田氏は筆者にとって上村氏の次に相性が良い相手であり,今までの勝率は80%以上あるはずだが,昨年の大学選手権に行った時の練習対局では負けてしまったため,連敗してウキウキさせるのは避けたいところである.友田氏は時間に追われて危うい手つきで打った手に狙いを秘めていることがあるので,注意が必要である.

対局は序盤で筆者がやや打ちやすくなり,友田氏が追う展開となった.友田氏が終盤に勝負手を放ってきて,筆者が受け間違ってしまったが,友田氏がさらに間違ったため,筆者の中押し勝ちとなった.このまま4番手のメイショウ氏と当たるまで勝ち抜いて追いつきたいところである.

次は3番手の吉田氏と3子局である.吉田氏とは初対局である.吉田氏は慎重な棋風であると予想し,上手相手にはおとなしく受けるタイプだと信じて対局に臨んだ.

しかし,最初の5手くらいは大人しかったが,それからはひたすら反発されてしまった.びっくりである.しかも,その反発の仕方が的確なのである.「まさか,そこまではしてこないだろう」と思って打った手を咎められて,筆者は置石に手合い違いだと文句を言いたくなってしまった.その後,吉田氏が緩んだため頑張ってヨセたが,小ヨセの段階で珍しく目算してみると3~5目くらい負けてそうである.ここまでかと思ったが,そこから突然吉田氏の調整が入り,筆者の6目勝ちとなった.吉田氏も「最後ミスしなければ勝ってましたね」と言っていたほどの望外の勝利である.

次はいよいよ4番手のレンメイショウ戦である.

つづく

春合宿レポート1

春合宿レポである.
これが筆者にとって初めての合宿であり,初めての三畏閣である.

1日目

 午後2時に伊都のレンタカー屋に集合し,荷物班(うえむカー),買い出し班(メイショウカー),他キャンパスへのお迎え班(パンダカー)に分かれて湯前に向かうことになった.しかし,時間になっても先生が来ない.次第に雨脚も強くなり雷も鳴り始めたそんな中,傘を持たずびしょびしょに濡れた先生が登場.先生曰く,傘を探していたらしい(結局部室にあったのだが).さすが先生もっていらっしゃる.
 筆者が同乗したうえむカーは部室と阿部邸の荷物を運びだし,湯前へ向かった.人吉から湯前へ向かう道中,ずっと四方八方山に囲まれていて,田畑の一つ一つがとても大きく,写真を撮るとまるでそこは北海道のようであった.筆者はついつい人吉原人の上村さんの後ろで人吉盆地の(殺)風景を撮るのに夢中になってしまった.そして湯前温泉に到着.合宿場は大きな和室にカウンターや畳席まである食堂があり,非常にお強いものだった.
 一息ついてから,ウキウキ氏主催の第4回友田杯(通称ウキウキカップ)が開催された.もちろん筆者は初めての参加だったのだが,“ウキウキカップ”というワードが怖くて怖くて.どうやらドラフトでメンバーを二つに分けて戦うただの勝ち抜きチーム戦であることが分かり,一安心した.坂井さんとメイショウ氏によりドラフトが行われ,筆者はメイショウチームの3番手になった.対戦相手は相手方の4番手の坂井さんに.おそらく深夜2時ぐらいだっただろう.3子のハンデをもらい,終盤まではうまく打てたものの,ヨセでやらかしまくり5目差で敗北.ウキウキカップは2日目も続いたのだが,坂井さんがその後も安定の強さで6人抜きを達成し,そのまま相手方のチームが優勝した.

2日目

 筆者は,メイショウ氏,阿部さん,パンダとともに人吉観光へ.人吉駅前のからくり時計や人吉鉄道ミュージアム,国宝である青井阿蘇神社など人吉っぽいものを堪能した.くま川鉄道の田園シンフォニーに乗って湯前に帰る阿部氏を見送りに人吉駅のホームまで行くと,そこには2日目から参加予定だった安井さんがちょうど電車内に.安井さんが車に乗るということで,切符を有難く頂戴し,筆者も阿部さんとともに田園シンフォニーに乗車.車内は木を基調にした綺麗で落ち着くものだった.湯前駅につくと駅舎の中で勉強をしている学生を発見.阿部さんは,「見て見て,本当だったんだー!」と言ってきた.以前に,上村さんから「人吉の学生は屋外で宿題をする学生もいる」的なことを教えられていたらしい.人吉ならではの光景を面白がっていた.
 合宿の参加者全員がそろったということで,ペア碁が行われた.15人ということで,人数合わせのためウキウキ氏が本垢とサブ垢という形で参加することになった.厳正な抽選の結果,筆者はパンダと組むことに.この抽選では,サブ垢と雀氏がペアを組む(4回連続4回目)という奇跡が.本当に名コンビである.
 第1試合は,安井さん&上村さんペアとの対局.そこまで悪くはなかったものの,まさかの大石が頓死.投げる石がなかったので,わざわざ2手かけて白石をとり,投了.
 第2試合は,本垢&先生ペアとの対局.終始相手ペアにリードされ,敗北.先生が強くなりすぎているように感じた.おそらくこれは手合い違いだったのだろう(と信じたい).夢の本垢サブ垢対局を阻止させてしまったこと,誠に申し訳なく思う.
 第3試合(最下位争い)は,あのサブ垢&雀氏ペアとの対局.序盤から苦しい形になり,あからさまにミスを誘うようなセコイ手を打ったものの,これまた敗戦.やはり,熟練ペアとの経験の差が出てしまったのだろうか.
 結局3戦全敗の最下位に.でも楽しかったから(罰ゲームもなかったし)良しとしよう.

3日目

 阿部さんが行きたいと言っていたループ橋に先輩方と先生とでドライブへ(阿部さんは置いてきちゃったのだが).宮崎との県境にある加久藤峠をスムーズに車が行き来できるように建設された人吉ループ橋は規模としては東洋一とも言われており,なかなか見ることのできないものなので良い機会になった.連なる山々やえびの盆地を見渡せる景色は絶景だった.院生の方々に山菜そばを奢って頂いた後の帰り道,下り道でブレーキをこまめにかけるメイショーカーを後ろから少しあおり気味で運転する上村さんは終始とても楽しそうであった.ちなみにループ橋に行ったことを阿部さんにはまだ話していないかも.
 その後も,先生のメイショウ氏裏切り事件や,なぞのウキウキカップの開会式閉会式同時開催(今更感),人狼などいろんなことがあり,楽しい時間を過ごした.

4日目

 片づけをして,残るは帰るだけ.帰りの車は,まさかのメイショーカーである.初日に高速に低速で進入したとの噂を耳にしていただけに筆者は内心ちょっと怖かったが,助手席が安井さんということでほっとした.一般道への合流地点でメイショウ氏と筆者の意思がかみ合わずにプリウスにぶつかりそうになったものの,何事もなく伊都に到着.イオンでまたまたごはんを奢って頂き,筆者は帰路についたのであった.

まとめ

  • 大きな事件がなく良かった.特にお酒でつぶれる人がいなかったのは意外だった.でも,囲碁部らしくはないような気が……
  • ペア碁の最下位の罰ゲームが無くてありがたかった
  • あのすごろくはどうなった?
  • 長電話はほどほどに

Written by 煽りのプロ.