学生本因坊戦と西日本対抗戦の九州予選

 初めまして!はじめて書く記事ということで緊張しております、経済学部経済工学科2年の西村です。今回は学本と西日本対抗戦、二つの九州予選について話していこうと思います。実は学本に関しては5/14(碁石の日)に行われていたのですが、記事を書くのが非常に非常に遅くなってこの時期にあげることになってしまい誠に申し訳ないと思う次第です。まあそんなどうでもいいことは置いておいて早速本編に行きましょう!

 まず学本の予選。ちょっと気合を入れて出た大会だった。というのも、僕は去年の一年間予選を勝ち上がったことがなかった(というか出た予選がそもそも二個しかなかった)ため、そろそろ代表になっておかないとダサいなーと思っていたのだ(身内にすごい煽られそうだし)。大会には囲碁界では有名な0回戦というものがあるが、ちゃんと早起きすることで第一関門の0回戦を突破。普段は朝ごはんを食べない僕だが、しっかり朝ごはんを食べることで手厚いスタートを切れたのではないだろうか。

 会場に到着して、試合形式をトーナメントにすることに。くじ運が昔から最悪である僕は嫌な予感がしていたのだが、まさかの的中…。一回戦でいきなり日高戦。一局目にして今大会一番重要なものになってしまうという🥺。握って僕の黒番。序盤で早速競り合いになり、相手の勘違いもあって大石を仕留め、そのリードを守り切り勝利。

 とりあえず一安心だが、続いての相手はなんと同級生の佐溝。九大生と連戦なんて、さすがのくじ運の悪さ!!この碁に勝てば代表決定だったため気合を入れなおした。序盤は互角。中盤で僕の緩着があり少し劣勢になったが、戦いの中で相手の時間が無くなり、結局時間切れ勝ち。最後まで並べていたら半目勝負だったようだ。危ない危ない。

 最終局は佐々木柊真君。言わずと知れた猛者である。僕は一度も勝ったことがなかった。代表は決まっていたため、気楽に胸を借りるつもりで挑んだ。中盤終わりの方まで全くの互角であったが、持ち時間がなくひどい手を打ってしまいゲームセット。柊真君との碁の中では一番内容が良かっただけに非常に悔しかった。僕は秒読みのない碁が下手すぎるので、いよいよどうにかしないといけない。

 結果的にあの会場で僕が一番ひどいあたり方をしたのではないだろうか。ほんとどうにかしてほしいわ全く…。まあ何はともあれ、なんとか代表になることができて本当に良かったと思う。本選がそろそろ行われるが、ひとまず一没はしないように頑張りたいと思う。

 ここからは西日本対抗戦の予選である。この大会は本当は別の予定があり出るつもりはなかったが、日高も佐溝も出れず、九大から誰も出ないのはやばいということでもともとの予定をキャンセルして出ることにした。僕が出たクラスは計4人が出場。総当たりで代表を決めることとなった。丸尾先輩もこのクラスで出ることとなり、このクラスは九大から二人出場であった。九大で代表を独占したいと思っていたため丸尾先輩には頑張ってほしいと思っていたがこの大会で丸尾先輩の底力を見ることとなる…。

 一回戦は長崎県立大学の高橋君。序盤でリードし、そのまま押し切って勝利。丸尾先輩は福岡大学の水町君に負け。序盤は少し打ちやすいように見えたが、負けてしまった。

 二回戦は水町君。この碁は終始難しかったが、終盤で大石を殺して勝利。検討中に隣から「負けました」との声が。声の主はなんと高橋君!正直丸尾先輩ではかなり分が悪いと思っていたが完勝であった。ここの一勝は偉すぎる!!

 最終局は丸尾先輩。握って僕の黒番。この対局で先輩、ニヤニヤしながらマネ碁を仕掛けてきた。僕の研究にはまりたくなかったらしい。ちゃんとしばいておいた。

 この時点で僕の代表は決まったが、他三人が一勝二敗で三つ巴となった。もう一回打ち直す時間はなかったため、くじ引きで代表を決めることに。確率三分の一。当たりくじを引き当てたのは丸尾先輩。なんというくじ運…僕とは大違い。そのくじ運を分けてほしいものだ。あとで丸尾先輩が、僕との対局はくじ引きの体力温存だったと、わけのわからないことをほざいていた。おっしゃっていた。結果的に無事九大で代表を独占することができ、本当に良かった。9月頭の全国大会のメンツは猛者ぞろいであるが、目の前の一局一局に集中していきたいと思う。

 そろそろ夏休みということで部員たちが囲碁の勉強時間をたくさんとれるようになるでしょうから、選手権に向けて皆で頑張っていきたいものですね!九大囲碁部全体のレベルアップに乞うご期待です!ということで長くなりましたがここらへんで失礼します。最後までご拝読頂き、ありがとうございました!!!